『楽園のカンヴァス』 原田ハマ
内容(amazonさんから抜粋)
二ューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
筆者情報(amazonさんから抜粋)
原田マハ
1962(昭和37)年、東京都小平市生れ。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。マリムラ美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後フリーのキュレーター、カルチャーライターに。2005(平成17)年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
私の感想
今日私が紹介する本は原田ハマ作『楽園のカンヴァス』です。この本のジャンルは小説です。私はあまり小説を読まないのですが、ふと表紙を見て不思議な表紙だなと思って読んでみようかなと思いました。普段の生活ではあまり馴染みのない絵画を題材としています。わたしはお恥ずかしながら絵画や音楽などの芸術の心得がなくてこの作品のような芸術関係の作品は遠慮していたのですが、この作品を読んで考えを改める必要性を感じました。幼稚な言い方ですが、今後美術館や博物館にも足を運んでみたいと思えました。何が言いたいかというと芸術をあまり得意としていない人でも面白く読むことができるということです。おすすめです。